先日ヘッドを創られたY谷さんから、クラブの注文から完成までの感想をメールでいただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。
始り
今回はクラブの注文から完成までの感想を送らせていただきます。
またブログ、HP等で使うなら以下の部分を使っていただいて結構です。
今回わざわざクラブをオーダーすることにしたのは、既存のメーカーのア
イアンにはマッスルバック、大型のキャビティからウッドに近いような形のものまでいろいろとありますが、 構えてみてこれなら買いたいと思うものがなかったのが大きなの理由です。
私は今までミズノMP−33を使っておりました。マッスルバックの小さなヘッドなのでミスショットにはシビアであり、ロフトがねているので距離もでるわけではない。それでも使っていたのは比較的構えたときのイメージが自分の欲してるものに近いからでした。
個人的なことですがヘッドは小さめのストレートネック、トップブレードは薄めのもので、ネックとフェースの境目の肉付きがしっかり絞り込まれており(言葉で表現するのは難しいところですが) つかまるが左には行かないイメージの出るヘッドが好みなのです。
MP-33はほとんどの要件を満たしてましたがショートアイアンにかけて若干グースが入ってきて引っ掛けそうなイメージが出るところ、そしてハーフトップぎみに当ったときに球が弱いこと、等々実用面を含めいくらかの不満点を持っていました。
自分の好みと今のアイアンに対する不満点を踏まえ、そろそろ次のアイアンを探しておこうかと思い各メーカーのものをあれこれ探っておりましたがどれもちょっと足りない。特にネック周りの削られ方がどうも気に食わない。どうにかならないかと思っていたときに工場見学をする機会にめぐまれ、また前々から頭の片隅にいつかアイアンをオーダーしたいという願望ももっていたので、今回それを実現するにいたった次第です。
以前に工場見学をさせていただいたときには、まだオーダーでアイアンを作ることまでは考えてなかったのですが 横野隆弘(あにやん)さんからいろいろと話を聞かせていただき、アイアンの製造に誇りと自負をもって仕事をしておられ信頼できる方と感じていたので、前回の工場見学に引き続いて再度姫路の工場を訪ねることにしました。
まず最初にアイアンの型を選んでいくのですが、それぞれのヘッドの型がどんなものか助言をもらいながら私ははMP-33のような小さめのヘッドで作りたいという要望を出し、ヘッドの型を決めました。マッスルバックの型や何種類かのキャビティの型を見せてもらいましたが、私としてはヘッドの大きささえ満たせばマッスルバックでなくてもよかったのでMP-33と変わらない大きさのキャビティの型を使うことにしました。
次は今の自分のアイアン、打ち方の癖、症状、好みの形などを相談しつつロフト角、ライ角、バンス角、FP値等 をどうするのか、また予定するクラブの長さ、ヘッド重量によってバランスも変わってくるのでそのあたりを考えつつヘッドの具体的な数値、形状を決めていきます。
問診票のような仕様書に上記の数値と各部位に対する要望を書き上げていくわけですが、こちらの求めたいものに対して横野さんからこうすればこう変わるという何通りものアプローチの仕方を教わり、その中からどれを取り入れていこうかと試行錯誤するのは、自分のアイアンに対する考え方を改めて理解しなおす。 大変有意義な時間であったと思います。
自分の好みと要望に折り合いを付けてなんとかひとつの形に作り上げて満足していると、「ヘッドに入れる刻印はどんなものにしたいのか?自分で考えた刻印を発注してそれを使うこともできるよ。」とのこと。 せっかくオーダーで作ってもらうのだから刻印も自分だけのものを使いたいと思いましたが、いきなりその場でデザインを考えるだけのセンスはもちあわせてないので後日FAXで送るということにしました。
そのまま最後まで作ってもらってもよかったのですが、メッキ処理までいってしまうと後で修正してほしいと思っても 手間と時間がかかるのでメッキ処理の手前の段階で一度連絡をもらうということに。
メッキの手前の段階まで上がったとの連絡をもらって再び姫路に向かい、完成間近のヘッドを見せてもらったところ、 ネック周りだけ自分のイメージほど絞り込まれていなかったのですが、いそがしい中その場で微調整をいれていただけました。クラブ自体は自分で組み上げる事にしていたので、前々から考えていたシャフトとグリップ、ソケットを仕入れそして後は完成したヘッドが送られてくるのを待つのみ。
昨日ヘッドが届き、現在組んでいるところですが今回アイアンをオーダーで作ってもらってよかったと思っています。私の好み、要望を聞いたうえでいろいろと細かいところまで造り込んでいただき、その仕上がりに大変満足しているところです。今回は4IからPwまでの7本を作っていただいたのですが、Aw、Swも近いうちに制作を依頼することになるでしょう。その際はまたよろしくお願いしたいと思っております。
最後に行く度に丁寧に対応していただいた横野隆弘(あにやん)さんと工場の皆さんに最大限の感謝を。ありがとうございました。
終わり